コンプレッサとは、圧縮したエアを排出することによって、圧縮エアを動力源とする工作機械を動かす装置です。コンプレッサの性能は、空気をためておく「タンク容量」と「吐き出し空気量」によって、評価できます。
また、ポンプの種類は、空気を圧縮する方式によって、「レシプロコンプレッサ」と「スクリューコンプレッサ」と「スクロールコンプレッサ」の 3種類があります。高圧が使用されているので、事故を起こさないため、毎日の点検とトラブルの対応が必要です。
ここでは、注意すべきコンプレッサのトラブル、トラブルの影響とその対処法を詳しく紹介いたします。
目次:
・妙な音、振動と感じた時
・焦げ臭いと感じた時
・フィルターの目詰まり
・潤滑油のレベルと汚れ具合
・配管からの空気漏れ
コンプレッサにおける注意すべきトラブルやその前兆は、主に目と耳で判断することができます。目を使った場合では、吸い込み側フィルタが詰まりの有無、潤滑油のレベルと汚れ具合を目視で確認することで、フィルター詰まりとオーバーヒートを未然に防ぐことができます。また、耳を使った場合では、配管から空気音が漏れていないか確認することで、圧縮エアの安定供給が可能となります。
・エアの吐出量の低下
・オーバーヒート
・消費電力の増加
上記のような前兆が見られるまま使用すると、コンプレッサに様々な影響を及ぼします。まず、フィルターの目詰まりが発生しているままコンプレッサを使用すると、エアの吐出量が低下し、ライン全体の圧力が降下します。また、潤滑油が酸化すると、コンプレッサがオーバーヒートするので、消費電力が増加すると同時に、破損の危険性が生じます。
・フィルターをエアブローで清掃
・潤滑油量の確認と交換
・配管の空気漏れ点検
これらのトラブルの発生原因は、主に定期的な清掃と点検によって解決されます。まず、エアの吐出量が低下した際は、目詰まりしたフィルターをエアブローで清掃することで解決します。また潤滑油の酸化を防ぐために、潤滑油量の確認と定期交換をお勧めしております。さらに、配管からの空気漏れに対しては、配管の定期点検を行うことで、ラインの全体の圧力降下を未然に防ぐことができます。
①コンプレッサーの修理
お客様から工場内のコンプレッサーの空気循環不良の問題が報告され、当社は修理業者と連携して点検・修理を行いました。原因は劣化したパーツで、新品への交換と調整により問題が解消されました。当社は修理や定期的なメンテナンス・点検に対応できる業者と提携しており、お客様のコンプレッサーの問題に迅速に対応できます。
②コンプレッサー・クーリングタワー据え付け工事
コンプレッサー・クーリングタワーの据え付け工事の事例です。
長年使用していたクーリングタワーの能力が低下し、温度高い状態になっており、コンプレッサーがオーバーヒートする危険性がありました。
そこで、弊社の方で、省エネ診断を実施させて頂き、コンプレッサーとクーリングタワーを取り換える据え付け工事を行わせて頂きました。
その結果、処理能力がコンプレッサーを2台同時に動かしても支障がないレベルに向上すると同時に、省エネも実現することが出来ました。
古くなったコンプレッサーを省エネ診断をもとに入れ替えることで、概ね15~25%の消費電力の削減が見込めます。
福岡 工場リフォーム・保全センター .comでは、70年以上の経験をもっており、スピード・特急対応かつコストを抑えたメンテナンス・点検を対応しております。依頼回答・現地調査は最短で即日対応可能です!福岡県に特化した施工会社ネットワークを構築しているからこそできるスピード対応をお約束します。また、お客様のご要望に合わせて、できる限り費用を抑えるので、コンプレッサのトラブルが発生した際は、ぜひお問い合わせください。
日立産機システム、三井精機、明治機械など数多くのメーカーに対応させて頂いております。
※本件で使用している画像は、施工イメージ画像となりますが、当社でも同様の工事が可能のため記載しております。